カルデラ平原

マラビージャの花に覆われる、カルデラ平原の「砂漠の花畑」

カルデラ平原は、カルデラ市街から国道5号線(パンアメリカン・ハイウェイ)沿いに北へ2kmのあたりから南へ2kmのあたり一帯を指します。国道5号のほかにも、国道C-321号やC-327号でもこのエリアを訪れることができます。

海岸沿いの広い平原で、東に向かって約40km続く緩やかな低い丘もあり、この丘は広いところでは幅3kmに及びます。海岸山脈ははるか遠くに見え、主に南北に伸びるダイナミックな砂丘が広がっています。土壌は細かい砂で、風で容易に吹き飛びます。

湿気を運ぶカマンチャカ(カマンチャカについてはこちら)の流入を防げるものは何もないため、山などの障害物によって湿気が蓄積することもなく、そのため植生エリアは少なく、とぎれとぎれになって広がっています。地盤は砂なので、雨が降っても水分を溜め込むには適していないのですが、大気中の湿気のため降った雨は容易には蒸発しません。そのため、土地の人々には「花の絨毯」として知られる素晴らしい花畑が現れます。「砂漠の花畑」というと人々がまず思い浮かべる風景といえば、疑いなくここの景色でしょう。ここで見られる花々には、(Calandrinia Litoralis, Calandrinia sp, Nolana acuminata, Oenothera coquimbensis, etc.)などがあります。

パタデグアナコの花々が咲く「砂漠の花畑」

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コピアポ川湿原
海岸沿いの平原

Contreras.M,Cea Villablanca.A & Marambio-Alfaro.Y(2014).Flores de la comuna de Caldera,Región de Atacama.